股関節の整形外科的テストまとめ

股関節 整形外科的テスト スペシャルテスト

整形外科医や理学療法士・トレーナーは、患者さんに痛みがあった場合、どこが損傷して痛みを引き起こしているのかを知るために、あらゆる方法を使って損傷の部位を特定します。

その方法の1つが、整形外科的テストと呼ばれるもの。

この記事では、股関節の整形外科的テストを紹介します。

Impingement test(インピンジメントテスト)

このテストは、股関節インピンジメントを調べるテストです。

  1. 患者さんは背臥位に
  2. 股関節を90°屈曲する
  3. さらに内転と内旋をくわえる

整形外科テスト 股関節 つまり

判定基準
股関節前方に痛みやつまり感が出現した場合、陽性です。

 

Patrick test(パトリックテスト)

このテストは、股関節内病変を調べるテストです。

  1. 患者さんは背臥位に
  2. 股関節を屈曲・外転・外旋させ、足部を反対の膝にのせる
  3. そのまま膝を床の方向へ押す

整形外科テスト 股関節

判定基準
股関節に痛みが出現した場合、陽性です。

 

Ober’s test(オーバーテスト)

このテストは、大腿筋膜張筋と腸脛靭帯の短縮を調べるテストです。

  1. 患者さんは側臥位に
  2. 膝を伸展位のまま、内転させる

整形外科テスト 大腿筋膜張筋 短縮

判定基準
股関節内転に制限がある場合、陽性です。

 

Thomas test(トーマステスト)

このテストは、股関節屈曲拘縮を調べるテストです。

  1. 患者さんは背臥位に
  2. 検査したい脚の反対の膝を抱えてもらう

整形外科テスト 股関節屈筋 短縮

判定基準
伸ばしているほうの脚の膝が屈曲した場合、陽性です。
ポイント
下腿をベッド端から出して検査することで、股関節屈曲拘縮の要因となる筋肉を考えやすくなります。

 

膝が伸展した場合、大腿直筋が制限因子になっている可能性が高いです。

整形外科テスト 大腿四頭筋 短縮

 

また、膝関節があまり動かずに股関節が屈曲した場合、腸腰筋が制限因子になっている可能性が高いです。

整形外科テスト 腸腰筋 短縮

 

Ely test(エリーテスト)

このテストは、大腿直筋の短縮を調べるテストです。

  1. 患者さんは腹臥位に
  2. 膝関節を屈曲させる

整形外科テスト 大腿四頭筋 短縮

判定基準
膝関節を曲げていく時に臀部が浮いてきた場合、陽性です。

 

Alice test(アリステスト)

このテストは、大腿骨と脛骨の短縮を調べるテストです。

  1. 患者さんは背臥位に
  2. 両方の膝を屈曲してもらう

整形外科テスト 股関節

判定基準
膝関節の高さに違いがある場合、陽性です。

 

Anvil test(アンビルテスト)

このテストは、股関節の病変・骨折を調べるテストです。

  1. 患者さんは背臥位に
  2. 踵を拳で叩打する

整形外科テスト 股関節 骨折

判定基準
股関節に痛みが出現した場合、陽性です。

 

* これをきっかけに、感度・特異度も理解しよう!

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